基礎的なスキルの習得を目指して
心理士としての自信をつけるために、基礎的なスキルとは何か、どうやって身に着けたらよいかをずっと考えております。
これまでには諸富祥彦先生の「」新しいカウンセリングの技法」を読んでカウンセリングのプロセスについて振り返りました。
自分の臨床スタイルとして、人間性心理学をベースとしつつも、プロセスに応じていくつかの技法が使い分けられるとよいということで、さらに「カウンセリングテクニック入門」を読み、そこからどんなスキルを確認していけばよいのかを考えています。
また、先日の心理臨床学会でオンラインカウンセリングについてのシンポジウムを聞き、対面カウンセリングよりもオンラインカウンセリングのほうが言語的なやり取りが多くなりがちで、繊細な感情は拾いにくい面があり、一長一短があるという知見を得ました。
そのために、やはりオンラインカウンセリングではCBTやブリーフセラピーなどある程度型が決まっていて、あまり長引かないようなスタイルのカウンセリングが合っているのではないかと思うようになりました。
さらに、個人的な興味というか、自分がどっしり構えていられるように、クライエントさんのアセスメントがしっかりできるようになりたい、クライエントさんとの関係で何が起こっているのかを分かっていたいという欲求があり、これも勉強したいと考えています。
さらに自分の興味・関心で家族の臨床ができるようになりたいというものがあります。
というわけで、これから勉強していきたい技法としては
・CBT、特に技法の導入の仕方や効果的な取り組み方について
・解決志向アプローチ、とくに相手との関係を作るスキル
・メンタライゼーション
・動機づけ面接
・家族療法特にシステムズ・アプローチ
をちゃんと使えるように勉強していきたいと思います。
本当にいろいろ聞きかじっているけど、自由に使えるほど自分の身になっていないものが多すぎる!
というわけで勉強の方針が決まるとちょっとホッとしますね。
一つずつやっていきたいと思います。